「白髪が急に増えた気がする」
「髪が細くなった」
「昔よりツヤやコシがなくなった」
50代になると、髪にもいろいろな変化が現れます。
つい、
「年齢だから仕方ない」
と思ってしまいますが、髪も体の一部です。
年齢や遺伝だけでなく、ホルモン、栄養状態、毛包や頭皮の状態など、いくつもの要素が関係しています。
そして最初に知っておきたいのが、
白髪になることと、髪が細くなることは同じ現象ではない
ということです。
髪の色は、毛包にいるメラノサイトがつくるメラニンによって生まれます。
加齢性の白髪では、毛包の色素をつくるシステム、特にメラノサイトやその幹細胞の変化が大きく関係すると考えられています。年齢や遺伝の影響も大きいことが分かっています。
だから、
「白髪=○○不足」
と一つの栄養素だけで説明することはできません。
でも、それは「食事は白髪と何の関係もない」という意味でもありません。
ここは分子栄養の視点から見ると、とても興味深いところです。
髪そのものは、主にケラチンというたんぱく質からできています。
さらに髪の色をつくるメラニンの合成には、アミノ酸のチロシンが原料として使われ、チロシナーゼという酵素などを介してメラニンがつくられます。
つまり、
髪をつくるにも、髪の色をつくるにも、体の中では材料が必要です。
実際、重度の栄養不良の子どもを調べた研究では、毛髪中のメラニン量が低下しており、チロシンの摂取量や利用可能量の低下が関係している可能性が示されています。
もちろん、これは一般的な50代女性の白髪と同じ状態ではありません。
でも、もともと
朝はパンだけ。
昼は麺だけ。
夕食も簡単に済ませる。
というように、たんぱく質や食事全体が不足気味だった人なら、
ちゃんと食べるようになったことで、新しくつくられる髪の環境が変わる可能性はあります。
だから、
「たんぱく質を増やしたら白髪が減った気がする」
という体験を、最初から「あり得ない」と切り捨てる必要もないと思います。
ただし、たんぱく質を摂れば加齢性白髪がすべて黒髪に戻る、という治療効果は確立されていません。
実は、これも少し面白い研究があります。
人の毛髪を1本ずつ時間軸で分析した研究では、白髪になったあとに再び色素を持つようになった毛髪が確認されています。
また、一部では心理的ストレスの強い時期と白髪化、ストレスが軽減した時期と再色素化が対応していた例もありました。
つまり、人の白髪は少なくとも一部では完全に一方向の変化ではないことが分かってきています。
ただし、加齢によって色素をつくる細胞の機能が大きく失われた毛包まで、食事やストレス対策だけで元に戻せるという意味ではありません。
「戻る余地のある毛包もあるかもしれない」
くらいに考えるのがよいでしょう。
「白髪はそれほど増えていないけれど、髪が細くなった」
という場合は、別の視点が必要です。
年齢とともに、毛包、ヘアサイクル、毛髪の直径や質感なども変化します。人の毛髪では、加齢によって直径、光沢、質感などが変化することが報告されています。
女性では、更年期前後のホルモン環境の変化も毛髪に関係します。
閉経前後の女性を調べた研究では、閉経状態によって毛髪の成長速度、成長期毛の割合、毛髪径などに違いが確認されています。
だから50代で髪質が変わってきても、
「ちゃんとケアしていないから」ではなく、体そのものが変化する時期
でもあるんです。
髪のことが気になると、
鉄。
亜鉛。
銅。
ビタミンB群。
などのサプリメントを足したくなるかもしれません。
これらは体に必要な栄養素です。
でも、
白髪=銅不足
抜け毛=鉄不足
細毛=亜鉛不足
と症状だけで判断することはできません。
分子栄養でまず見たいのは、
「そもそも毎日ちゃんと食べている?」
ということ。
肉。
魚。
卵。
大豆。
野菜。
海藻。
きのこ。
主食。
いろいろな食品を食べていれば、たんぱく質だけでなく、鉄・亜鉛・銅・ビタミンなども一緒に入ってきます。
栄養素を一粒ずつサプリで追いかける前に、食事そのものを整える。
ここが基本です。
頭皮には毛包があり、そこで髪がつくられます。
だから「頭皮は髪の畑」という表現は、イメージとしては分かりやすいと思います。
ただし、
畑だけ整えれば髪が変わるわけではありません。
毛包。
ホルモン。
年齢。
遺伝。
栄養状態。
頭皮の炎症。
それらが全部関係します。
頭皮が乾燥している、かゆみや湿疹がある、強い紫外線を浴び続けているといった状態は放置せず、やさしく洗い、必要に応じて保湿し、帽子などで紫外線から守ることも大切です。
マッサージも、強くこする必要はありません。
気持ちよくほぐす程度で十分です。
50代以降になると、
体重が気になるから食べる量を減らす。
一人だから簡単に済ませる。
肉は重いから食べない。
という食生活になることがあります。
でも、髪も皮膚も筋肉も、体の中で材料を使ってつくられています。
特にこの年代は、
食べすぎだけでなく、“食べなさすぎ・偏りすぎ”にも注意したい。
髪のために特別な健康食品を探すより、
毎日の食事にたんぱく源があるか。
野菜だけで終わっていないか。
主食だけになっていないか。
まずそこを見てみましょう。
Bihadaizは、白髪を黒くしたり、髪を太くしたりする食品ではありません。
国産有機丸大豆100%から生まれた「豆腐の進化系」として、いつもの食事に大豆食品を取り入れるための選択肢です。
朝や昼が簡単になってしまった日。
味噌汁にソイミンチを足す。
野菜炒めにソイスライスを加える。
髪のためだけに食べるのではなく、体をつくる材料を毎日の食事で不足させない。
そのために使ってもらえたらと思います。
白髪が増える。
髪が細くなる。
ツヤがなくなる。
50代では、髪にもさまざまな変化が起こります。
全部を年齢のせいにする必要はありません。
でも、
「この栄養を摂れば元に戻る」
と一つの答えを探す必要もありません。
髪も体の一部だから、
ちゃんと食べる。
頭皮を大切にする。
よく眠る。
必要なときには医療の力も借りる。
何歳からでも、これからつくられる髪のためにできることはあります。
髪だけではなく、体ごと大切にしていきましょう。
すべての人で白髪が減るとは確認されていません。ただ、髪はたんぱく質からつくられ、メラニン合成にはアミノ酸のチロシンが使われます。食事やたんぱく質摂取が少なかった人では、食生活を整えることで新しく生える髪の状態が変わる可能性は考えられます。重度の栄養不良では毛髪メラニンの低下も報告されています。
人の毛髪を調べた研究では、白髪になったあと自然に再び色素を持った毛髪が確認されています。ただし、すべての白髪が戻るわけではなく、加齢性白髪を確実に黒髪へ戻す方法は確立されていません。
不足している場合には補う意味がありますが、白髪や髪質だけを見て不足を判断することはできません。まず食生活を確認し、不足が疑われる場合は必要に応じて検査や専門家への相談を考えましょう。
関係する可能性があります。閉経前後では、毛髪の成長速度や成長期毛の割合、毛髪径などに変化がみられた研究があります。ただし年齢、遺伝、毛包の状態なども関係します。
この記事は、50代以降の白髪・毛髪・栄養について一般的な情報を提供するもので、診断・治療を目的としたものではありません。
急激な抜け毛、円形に髪が抜ける、頭皮に強い炎症や痛みがあるなどの場合は皮膚科へご相談ください。
鉄・亜鉛・銅などのサプリメントは自己判断で大量に摂取せず、持病・服薬がある場合は医師や薬剤師などに相談してください。
Bihadaizは食品であり、白髪の改善、発毛・育毛などを目的としたものではありません。
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